以前から他サイトで見かけていたある動画広告が、当サイトでも表示されているの確認しました。
動画の配信元を調べ、おおよそここかなというところを見つけてブロックしたので、後で経緯が分かるようにメモ的に残したいと思います。
内容に関しての信頼性にはそれほど自信がないので、参考程度にご覧下さい。
AdSenseの迷惑な動画広告

AdSenseの動画広告の中には、上記のようにHTTPのデータを読み込ませてHTTPSを壊す動画広告があります。
環境にもよるのでしょうがエラーを吐き続ける場合もあり、表示しているだけでPCに負荷をかけ続けます。
動画の再生は停止できますが広告自体の削除はできず、広告に対する不満を伝える術もありません。
AdSenseで広告をブロックする
他サイトに対しては何もできませんが、自サイトのAdSenseであれば広告のブロックが可能です。
広告のブロックの詳細に関しては以下のAdSenseのヘルプをどうぞ。
見つけた動画広告のコードを調べて恐らくこれだというのはありましたので、今回は上記のうちの広告ネットワークのブロックを行います。
問題の動画広告を配信していると思われるネットワークのURL
幾つか調べて広告ネットワークらしき記述を開発者ツールで見つけました。
再掲しますが、対象は以下のような動画広告です。

右上削除ボタンも何もありませんが、マウスオーバーで停止ボタンなどの操作アイコンが表示されます。
この動画が出ると、Chromeを使ってHTTPSサイトの閲覧中であれば「保護された通信」の表示が消え、開発者ツールなどで状態を確認するとMixed Contentの警告を見つけることができます。
また、閲覧環境によりますがブラウザやPCに負荷がかかり、ファンが大きな音で回りだしたり、スクロールが重くなります。
- http://ads.adaptv.advertising.com/crossdomain.xml
- http://redir.adap.tv/redir/client/VPAIDClient.swf?adTagUrl=(略
上記は動画を開発者ツールで見て拾い上げたURLですが、これを元に以下2つのドメインをブロック対象とします。
- adap.tv
- advertising.com
AdSenseの「広告ネットワーク」の検索窓に上記を入れて検索すると複数出て来ますが、そこから先の絞り込みができなかったのと、恐らく同じグループだと思われる名称だったため、表示された広告ネットワークを全てブロックしました。
この方法では、単に「コードを調べてでてきたURLを入力した」だけにすぎません。
英語圏の情報を軽く調べましたが問題あるネットワークだという感じはなく(英語が得意ではないので自信がありませんが)、少数の広告を表示させないための手段にしては範囲が広い対応になってしまいます。
しかしながら、広告レビューセンターでの広告フィルタは非常に使いづらく、絞り込めない状態で表示される数千の広告を見て探す(動画広告はリッチメディアになるようです)のは更なる時間の無駄にしか思えませんでした。
そのため多少のデメリットがあったとしても、嫌な広告を消すためにはやむなしと判断しました。
効果があったのか、それとも単にタイミングの問題なのか判断できませんが、ブロック後に当サイトで該当の動画広告の表示は確認していません。
結び
広告ネットワークの特定方法がいまいち分かっていませんが、取り合え今回は対応できたかなと思います。
なお、本来は広告ネットワーク丸ごとではなく、問題ある動画広告だけをブロックするほうがよいとは考えていますがいたしかたなく。
より良い方法をお持ちの方は、各自で実行されるとよいかと思います。
AdSenseの広告画像
上記は当ページをPageSpees Insightsで計測した際の結果の一部です。
AdSenseの画像を111.4KB削れとアドバイスされました。
この画像が別の広告ネットワークから配信された可能性は高いとは思いますが、だからといってまったく圧縮を考えていないような画像をAdSenseで表示されると、表示されたサイト側や閲覧者には悪影響となるわけでして。
文句を言ってもどうにもならないのであまり書きませんが、なんとかしてもらいたいなと願うばかりです。
GTmetrixでの計測で問題を可視化
当記事で記載した設定を実行後、私自身は問題の動画の表示を確認していないのですが、GTmetrixで試しに計測したところ排除したと考えていた広告ネットワークらしき動画が原因と思われる、かなりの遅延を計測しました。
グラフ全体の長さが違うのでやや分かりにくいかもしれませんが、当サイトのデータ表示後に相当な長さの読み込みが発生しています(余談ですが通常時でも広告を削除すれば表示時間を半分にできそうですね。)。
その結果このページの評価は以下のようになりました。
もちろん広告だけが要因ではないと思いますが、このレベルの落差を計測したことはなく、Waterfall Chartのグラフを見る限りでも主原因は広告だと考えています。
今回たまたま計測で見つけて酷い状態だなと認識を新たにしましたので、AdSenseのフィードバックに内容を記載して送信しました。
何らかの対策をとって頂ければ良いのですが。
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