お詫びと訂正
[2013.5.14追記]
今回の記事を公開後、セミナーで講師をされた住さんからご指摘をいただきましたので、お詫びと訂正を行わせていただきます。
今回のSEOの定義
セミナーで、あるいはセミナー以外であっても住さんが「SEO」という言葉を使われる場合には、以下の定義である点をコメントいただきました。
「オーガニック検索からの導線を最適化する」って言う意味で「検索エンジン最適化」で違和感なくこの10年使ってきた
つまり、この記事で私がSEOだと考えていた部分がそもそも違うということです。セミナーで伺ったSEOを発言者である住さんの意図とは違う形で受け取った上で、記事のテーマにしてしまいました。
誠に申し訳ございませんでした。
問題の原因
今回の間違いは、私がSEOを対象から考えていたことで起こったと考えています。
何かしらの行為の対象が検索エンジンであろうと検索者であろうと、「オーガニック検索からの導線を最適化する」という定義において、どちらもSEOであるという点にかわりはありません。舞台は同じ、検索エンジンなのですから。
結果としてセミナーで語られた事はすべてSEOであり、セミナーの内容がSEOから外れるということもありません。
補足
前述をご覧になって「そこまでしなくても」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、少々補足を。
言葉の定義には変化がありますし、見る側面によってガラリと変わります。しかしこの記事はあくまで『セミナーで語られた内容』を土台としており、住さんの意図を曲解して土台として記事を下記そのまま放置する訳にはいきません。
また、他の方が「SEOはこうだ!」ということを否定しているのではありません。住さんからも「自分が定義を決めることではない」というようなお話をいただいています。
以上により、記事のお詫びと訂正を追記しました。この点、誤解のないようにお願いいたします。
なお、以下に続く記事自体は手を加えずそのままにしています。修正や削除などを考えましたが、いずれの手段でも上部のお詫びと訂正がなに対してかわからなくなると考えましたので。
以上です。
問題となった記事本文
去る5/11に、住太陽さんの「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル 」というセミナーに参加してきました。セミナー参加は久しぶりでなんだか緊張しましたが、結果的には楽しめたかと思っています。
今回のセミナーについては、他県でのものを含めていくつかまとめや感想がでていますので記事にするつもりはなかったのですが…。
セミナーに刺激を受けて少々思うところもあり、ざっくりと書いてみようと思います。
なお、この記事はセミナーの本筋からずれていると思いますし、セミナーのまとめですらありません。
ですがセミナーの内容をご存じであることが前提になりますので、記事末のリンクからこのセミナーがどういう内容だったかを把握された上で読んでいただきたいと思います。
このSEOはSEOなのだろうか?
今回の記事の趣旨は下記の一点のみ。
セミナーで語られたのはSEOなのだろうか?
誤解のないように明言しますが、セミナーではSEOのことを話されています。間違いだらけのSEOなど、具体的なお話もありました。しかしながら、全体から見ると一部の話題だと思っています。
なぜなら、このセミナーの本質は検索者の文脈に沿うことだと思うからです。つまり、検索エンジンではなく検索エンジンを使うユーザーへと視線を向けているわけです。
これはSEOなのかな、と考えてしまいました。
SEO
SEOという言葉の定義はかなりあやふやな気もしますが、「Search Engine Optimization」であり、日本語では「検索エンジン最適化」と言われている通り、その対象はあくまで検索エンジンであることが基本のはずです。
ところが、「何でもかんでもSEOだ」というぐらいに色々な要素がSEOで括られてしまっているように思います。これが悪いことだとか間違っていると断定することはできないのですが、正しいわけでもないだろうと。
一見言葉遊びに思えるかもしれませんが、概念など形の無いものをしっかりと扱うためには名称がとても重要なため、できるだけ定義と名称が明確であるほうが好ましいでしょう。
横道にそれましたが、
SEOの対象は検索エンジンである
という点が重要です。
検索者へのまなざし
コンテンツとSEOの結びつきが強く語られるようになった時、リンクを獲得できるコンテンツという流れになりました。
これだけみると確かに検索エンジンを対象としたSEOです。検索者はそのコンテンツに張られたリンクの数や質なんて気にしていませんもの。気にしているのは検索エンジンだけです。
ですがリンクを獲得するためにはどうすればよいかという話になりますと、必然的に検索者に目を向けねばなりません。怪しげなスパムプログラムでリンクをさせるのでなければ、アクセスしてきたユーザーにアクションを起こさせる必要があります。
つまり、
対象が検索エンジンから検索者に移ります。
これはSEOなのでしょうか?たしかにSEO的な効果を意図していますが、実際には検索者に対しての最適化なのでは?
検索エンジンを使うユーザーへの最適化
サイトとSEOが結びつき。
SEOとコンテンツが結びつき。
コンテンツと検索者が結びつき。
最終的にはサイトと検索者が結びつく。
これは自然なことに思えます。もはやSEOを中心に考えるから混乱してしまう気さえします。
検索という行動とその主体を中心に考えるならば、コンテンツによってリンクを得ようとする行為は
SEOではなく『検索エンジンを使う検索者への最適化』と表す方が自然
ではないでしょうか?
これは制作にとっては喜ぶべきことに思えます。SEO、といいますか上位表示の名の下に現れては消える、下らない情報から解放される訳ですから。本来何を一番に気にするべきかという部分に立ち返ることができます。
SEOは重要
とはいえ、SEOは害悪だなどということはありません。noindexで公開する愚をおかすわけにはいきませんし、重複コンテンツに無頓着ではどうにもなりません。
今更な話ですが、SEOの情報を取捨選択し、意識するべきところは意識して無視するところは無視するという判断ができることが必要です。
SEOの重要性は、対象となる検索エンジンが存在する以上なくなりません。
結び
セミナーの内容もさることながら、このセミナーの趣旨自体に意義があると思います。
もちろん、検索エンジンがリンクを評価基準の柱としている以上、人工的なリンク構築には力があります。他に柱となる評価基準が育たなければ状況は変わらないでしょう。ですが、リンクを中心に考えない、王道的な戦い方ができる状況にもなっているはずです。
なお、冒頭にも述べましたが、この記事はセミナーのまとめではありません。実際のセミナーではあくまで「Webクリエイター」がどうすれば良いのかという点が本旨です。
セミナーの内容
冒頭で触れました、セミナーに関するまとめを書かれているサイトさんをご紹介します。
…が、悩んだのですがSEOのホワイトハットジャパン[別窓]さんの記事が最適だと思いましたので、そちらのご紹介だけとさせていただきます。住さんのセミナーについて過不足無くのみならず、趣旨を理解して書かれておられると思いますので。なお、コメント欄もぜひ読んでみてください。
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