非SEO専門の制作が上位表示を考える際にイメージしている事柄メモ

頭の中にあるイメージ
頭の中にあるイメージ

SEO専門でない制作の人間が、「上位表示するには」と考えた際に現時点で思い浮かぶことや考えていることなどを記録的な意味合いでメモってみます。あまり他の方の役に立つ訳でもありませんし、そもそも合っているのかどうかもわかりませんが。

むしろ、間違っている部分にツッコミをいただくのが目的、と言えなくもないです。なにせ、この記事にはあまり根拠がありませんので。

結局外部からのリンク

現在はGoogleの検索システムとのおつきあいですが。Googleは基本的にリンクを中心とした評価を行っている模様です。つまり、リンクは重要な訳ですね。

SEOでもリンクは重要であり、その獲得方法によってはGoogleがOKだったりNGだったり判断しています。最近の流れとしては「SEOとその周辺」さんが書かれた記事「Webマスターは自衛を考えるべき[別窓]」をご覧いただくのが良いと思います。

傾向としては、Webマスターの行動や情報を頼る方向になっているのかなと。リンクが評価の中心であり続けるならば、Google側以外に頼る現状を見るに来る所まで来たのかもしれません。資金や設備や技術なんかの枠がもっと広がれば…この先どうなるのかわかりませんが。

ここで重要なのは、内部をどう調整しようと質の良いリンク一本で他サイトに負ける可能性が高いということです。リンクがなくてはなかなか勝負にならないだろうなと。とすると、やはりリンクの獲得は制作も気にしなければならない訳ですね。

質の良いリンク

質の良いリンクというものは定義が難しいように思えます。関連性とかイロイロあるのでしょうが、専門家ではない人間には漠然としたものに思えてなりません。ただ、逆の方向からは考えられそうです。

すなわち、スパムではないリンク。消去法ですね。

前段で「リンクがなければなかなか勝負にならない」と書きましたが、相手がゴミリンクばかりならどうにかなるかと思います。もっとも、一寸の虫にも的な評価は宿るでしょうから、スパムと判定されるその日まで無価値ではないかもしれませんが。

また、「関連性がなくともスパムでないリンク」は質が良いとは言えないでしょうが、数や付与の仕方で十分な力があるとは思っています。

リンクスパム

リンクスパムに対してはいろいろありますね。私自身それなりに複雑な感想を持っていますし。前段のようにリンクに力があるのは間違いなく、法律を犯すわけでもないならば、利益を上げるための選択肢の1つとして無視ができませんから。

が、最近のGoogleの取り締まり強化に対する反応のあれこれを見ていますと…。「昔からリンクでスパムを続けて来たからこうなったんでしょ」や、時には「どの口でその文句をいうのか」とも思いますが。ルール無用でやっているのに、自分が不利になればGoogleに公正な対応をというのは筋が通りませんものね。

リンクスパムをやりつづけるなら、何があっても文句は言わず自己責任で沈んでいってほしいとは思います。現に、自己責任である点をわきまえている方はちゃんといますし。

内部の力

上位表示おける内部の力ですが、外部対策をしない(できない)制作はここが重要になるかと思います。

以前はどうかわかりませんが、現時点ではそれなりに有益な部分だと思います。ただ、外部リンクのように一気に大きな効果をねらえるとは考えていません。個人的なイメージとしては、「微量な積み重ね」と「意図的な方向性の決定」というものです。考えが合っているならばですが。

しかしながら、前段のようにリンクの方が遥かに強力で融通が利きそうですから、内部だけではいかんともし難く。ライバルサイトの状態によっては太刀打ちできないことも考えに入れなければならないでしょう。

微量な積み重ね

検索エンジンから評価されるなにがしかは、どうやらページの追加で微量に増すようです。この件はなんどか複数の場所で見ているはずなのですが、どこだか思い出せませんでした。あくまで私が触れた時期としてですが、「Googleページランクの数理」が出たあたりだったかもしれません。

覚えている範囲では、少なくともリンク一本の力には遠く及ばなかったと思います。しかもしばらく前から「無駄なページはマイナスにしかならない」と検索エンジンにインデックスさせないような方策もあるようでし、追加すればいいというわけでもありません。

意図的な方向性の決定

言葉にしづらいのですが、今一番気にしているのは内部調整による「意図的な方向性の決定」です。外部リンクの付与をしないスタンスである以上、やはりこの辺が重要だろうと思いますから。

イメージ的には以下のような感じです。

  • サイトには上限の決まった上位表示の力がある
  • ページを追加すれば僅かずつ増加する
  • サイト内のワードの過多や使い方である程度の方向が定まる
  • 定まった方向に合致したワードは他のワードより力がある
  • SEOを考えていないと方向はバラバラでどのワードも弱くなりやすい
  • 特定の1つのワードを意識して構成すれば力は強くなる
  • 意識するワードが増えるほど力は分散する
  • ワードの関係性などを考慮していれば分散しても得られる力がある

なんとなくこんなイメージで調整すれば、制作後の修正や運用で表示させるワードの変更や強化がある程度可能になると考えています。

本来ならサイト構築前にこういったことを固めておくべきなのですが、そういうプロセスを重視していても運用後に実体が見えてくる部分がある点は否定されません。そのためにPDCAなども考慮されるわけですし。もっとも、根本的なズレや間違いはさすがに許されないでしょうが。

Googleの心理戦

言うまでもない事柄でしょうが、一応。Googleが発表する事柄は人間に向けて発せられています。つまりは、その言葉が作用するのはサイトそのものではなく人間ですので、その辺りもスパム対策に組み込んでいると考えらます。言い方を変えるなら、見せしめを伴うハッタリの部分があるように思います。

アルゴリズムだけでOKなら、告知などせず無言でつぶしていけばいいですから。むしろ何も告知がないけれど動いている部分には。相当な自信があるのかもしれません。

以前ならスパムをしていなければ聞き流す程度で良かった印象でしたが、リンクの否認ツールが出たあたりからそうともいっていられなくなった模様です。慎重にスパムを選別していたのが、ある程度の目星でガサっとやってしまい、スパムでなければ申請を受けて元に戻す、という大味な感じです。

こうなってきますと心理戦だろうがなんだろうがとばっちりをくらう可能性が高まりますので、前述の「SEOとその周辺」さんの記事のごとく自衛の必要が出てきます。スパムをしない制作であっても、クライアントさんから助けを求められる場面が出てくるかもしれませんからアンテナはおろせません。

結び

つらつらと書いてみましたが、リンクに頼らなくともとばっちりを食う可能性がやはり怖いですね…。どれほどGoogleに従ってがんばってきても、ひっくり返される可能性があるわけですし。

Googleにしっかりしてほしいと思う気持ちはもちろんありますが、あの手この手のスパムが招いた結果である点を考えますとGoogleを責めるのは酷だとも思っています。

他方、内部の調整であれやこれやが少しはできる点は、個人的に助かります。まだまだできていない所があるのでやはり内部をもっと突き詰めたいこところです。

SEOな方との交流

今はそこまでひどくはないとは思いますが、SEO専門の方から見ると「制作のSEOスキルや知識はかなりだめっぽい」という感想を持たれている印象がありました。「制作だからSEOを知らなくていい」と思う方はさすがに居ないでしょうが、それではまだ足りないということでしょう。

実際に交流を持つことができれば、このような自らの問題点が把握できるチャンスがあると思います。これは、時にはSEO情報を得る目的よりも有益なものとなるはずです。ですから、SEO専門の方との関わりを意識的に密にしてみることをお勧めします。

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