あやふやなんですが、以前どこだったかで「SEOが素人でどうする」ということを目にした覚えがあります。振り返って自分はどうなんだろうと時々思う訳ですが。
先日から関西SEOサミットの記事を当時のメモを見ながら書き起していったわけですが、その際の記憶もいくらかと蘇りました。そうなると当時と比較して自分はどうなっていて、どうなるべきなのかなぁと…。
今回の記事はそんな他愛も無いSEOについての自己分析(と言う程でもなく整理ですが)という内容です。
SEOが必要になりだした理由
そもそもSEOが必要になった理由ですが。
制作に必要とは思ってましたが、以前は今のように情報を仕入れてはおらず積極性もあまりありませんでした。
ですが事情により必要に迫られて学びだし、そこから更に自分に必要だという認識を得て今のようになった次第です。
その事情ですが、
SEO業者さんと渡り合うため
です。
ストレートに言えば営業内容の有効性や真贋を判断するためです。
当時いた会社では未熟な私がまだマシなSEO知識を持ち、かつ営業と話ができるとのことでよくSEO営業の対応をさせられました。
制作の人間の中には見知らぬ人とあまり話しができないという現実を知ったのもこの時ですね、そういえば。
「IP分散で1万リンクでこのお値段!」なんて営業は今であればにこやかに扉を閉じるだけですが、当時は「IP分散って効果あるんじゃないのか?」「この値段他より安いぞ」と悩む訳です。
クライアントさんの所にかかってくる電話SEO営業についても相談されるようになり、現状の知識ではすぐに対応不可に。そこでSEOの情報を収集という形です。
ですからSEOに関して得た知識の基本は、対SEO営業さんのためのものです。
自分に必要なSEO
現在ではどうか?
前述の対SEO業者のためにもSEOの知識は必要だと思っています。だからこそ新情報を仕入れようとしている訳で。
ですがこのウェイトは今は小さいものです。現在では内部施策の情報やスキルへの関心がほとんどを締めています。
抱えている案件に大きなものはないので、大規模サイトで重要な部分は未だ未経験ではありますがサイト構築時に必要な情報や技術は得ようとしています。
私に必要なのはこの部分です。外部リンクの設置方法やアンカー分散やIP分散ではありません。
サイトを活かすためのSEOというのは、私見ですがマーティングなどの根幹的で包括的な視点からで無いと有効に使えないと考えています。
その意味では依頼を受けてサイトを作って「SEOの技術を活かしました」なんてとてもいえない訳ですが。
サイトを殺さないためのSEOというのは、私には必要で必須だと思っています。ファインダビリティを阻害する要因を消すことは仕事のうちですから。
外部リンク
SEOは「検索エンジン対策」という意味な訳ですが、私の立ち位置では基本的に上記の通り内部に関するものがSEOの主要素です。いわば「順位の上昇」が目的ではなくて「ランキングからの排除の阻止」ですね。
しかし実際には外部を完全無視ではありません。被リンク獲得が可能なコンテンツ制作など、こういった被リンク獲得策を施行することは守備範囲であった方が良いですし。アクセスの無いサイトはほとんどのクライアントさんにとって価値は無いですから。
ただ、特定のワードでの上位表示をねらってリンクの獲得を目指しているかどうかとなると…。微妙です。欲しいのはアクセスとアクセスからもたらされる利益であって、ワードでの順位ではないですから。前述の被リンクはSEO的な評価要素という意味ではなくてアクセス経路という意味がほとんどです。
その意味では「月間10万アクセス保障!」という被リンクは買うかもしれません。買えない額になりそうですが。
順位
順位についても全くの無関心ではありません。もちろん関心はあります。
ブランドキーワードで下位なんて困りますから。
競合の問題もありますが、この辺りは理想の結果が出せるようになりたいですね…。運営面の補助を視野に入れる必要はありますが。
SEO素人
実はこの記事。当初は「SEO素人ではだめだ」という言葉への違和感を書くつもりでしたが、グダグダと横に逸れて行きまして。
書きたかったのは、制作個人が「SEOプロ」になることは非常に難しいということです。SEOの中の色々な部分を取捨選択して情報を仕入れ実践する事はできても、全体なんてとてもとても…。
言葉の問題でしかなさそうですが、「SEO素人」と「SEOプロ」の二種類に分けるなら私は間違いなく「SEO素人」です。「SEOをわかってます!SEOプロです!」なんてとてもとても…。
SEO
この記事を書いていて頭に浮かんだのですが。
SEOが検索エンジンのサービス内で「サイトをふさわしい場所に露出させるための基礎」であるなら、「評価を意図的に上げる技術」はSEOじゃないですよね。
誰に取ってふさわしいかという問題はもちろんあるんですが、この場合は舞台となるGoogleなりBingなりの検索エンジンが「ふさわしい」と考えるサイトだと思います。
私やあなたじゃなくて、私やあなたの様なペルソナの求める答えですね。
もっともパーソナライズが進んで誰もがそれを利用するようになれば特定個人にふさわしいサイトを表示する訳ですが。そこを見るとSNSのようなユーザー同士のつながりが強力な要因になるでしょうし、ふさわしいサイトを決定する要因としてキーワードを中心に考えるSEOは果たしてどうなるのか。
多少横道にそれましたが、SEOを「サイトをふさわしい場所に露出させるための基礎」という意味でとらえるならば個人であろうとなんだろうと「SEOプロ」にならないとだめですよね。自分の未熟さが更に自覚される結論ですが。
結び
この記事は「SEO素人」をテーマにして書こうとしていました。が、なんだかうまくまとまらない上に根本的な矛盾が出てきて内容とタイトルを変更した次第です。
矛盾については前段のSEOの定義のとおりです。
結局の所SEOをどう捉えるかによって「SEO素人」も「SEOプロ」もかわりますものね。
商売を基本に考えるなら「検索エンジンからの利益が出せる=SEOプロ」「検索エンジンからの利益が出せない=SEO素人」という区分もできそうですし。
記事の冒頭で単語の定義をして書くこともできましたが、結び付近まで書いてみてそういう筋の話じゃないなとグダグダのまままとめてみました。
こんな有益でない記事を書いておいてなんですが、この記事をご覧の方も「SEOと私」で書いてみませんか?SEOに限りませんが、SEOみたいな言葉に対する姿勢や考えなんてみんな同じになるとは思えませんし。多くの人が書くと面白いかなと思うのですが。
暇つぶしや頭の中の整理が必要な時にはぜひぜひ。
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