先日のぼんやり書いたSEOに関する記事と関西SEOサミットの記事。これを経て何となく形になった言葉があります。
といっても目新しい物でもないし、今更何をという内容なんですが…。いろいろと小難しいことや小狡いことを考えていると、見ないふりや見えても無視をしてしまう事柄なのかなと思います。
なお、この記事はリンクに関する記事ですが、何かしら具体的な獲得方法を書いている訳ではありません。
「リンクを得るにはこれだ!」
「被リンク獲得の秘策!」
などという内容をご期待の方は、申し訳ありませんがお帰りいただいたほうがよいかもしれません。まったく為にならない内容ですから。
リンク獲得の基本?
早々に結論を。
リンクは行動の結果として獲得される
リンク獲得の手段はいろいろありますが、それらの基本はリンクを獲得するのが目的です。が、そうではなくて本業なりWEB上での活動なりの行動の結果としてリンクを獲得するのが基本なのかなと。
色々な手段はそれを補助、あるいはリンク獲得の規模やスピードを劇的に増やすための補助なのだと思います。
リンク先が必要
何よりも先にリンクに必要なのは、高PRで優良で力を持ったドメインによるリンク元ではありません。必要なのはリンクを受けることができるリンク先です。
WEBサイトでいえばコンテンツですが、WEB以外で考えると商品だったりサービスだったり話題だったりと本業に属する事柄のはず。対象が無ければリンクを貼ろうにも貼れないわけです。
ならば、我先にとやらねばならぬ事柄はリンクを作ることではなくて、行動して結果を出してWEB上に記録を残すこと。リンクはその結果によってもたらされます。
じゃがいもの如し
例える対象への認識が間違っていたら成り立たない話ですが。
リンクが生まれる状況はじゃがいもみたいなものかなと思います。
種(行動)からじゃがいも(結果)が生まれ、花(リンク)が付く。必要なのは食べる為のじゃがいもであり、花を育てる事は目的ではありません。行動と結果とリンクの関係はじゃがいものようではないでしょうか?
リンクの役割
言うまでもないことですが念のため。
リンクはSEOのためにある訳ではない
リンクの価値を語る視点は色々ですが、根本的な視点から「リンク=SEO」ではありません。
「リンクをつけるだけがSEOではないと」いうSEO視点の意味だけではなくて、SEO以外の視点に立てば「リンク=SEO」は間違いなく否定されます。
リンクを貼るという行為の主体はユーザーであり、その意図の基本はリンクで道を付けることのはず。自分用か他人用かは分かりませんが、該当の情報へのアクセスをしやすくするためにリンクを張ります。
SEOの視点にしても、リンクは手段や方法であって目的ではないはずです。
恋は盲目とばかりに順位に目がいくと見失いがちですが、根本を見失えば地に足は着かず流されるのみ。気づけば崖の上につま先立ちになっているかもしれません。
結び
リンクの力は強くて大きくて。中身がからっぽでも「まずはリンクの獲得」と考えるのは仕方の無い事かもしれません。そういう手法で利益をあげる方法もあるのですから。
ただ、事業や会社などの長期的な視点が重要なものに対しては自然と中身が大事だと判断しているはず。
仮に自他ともに認めるスパムアフィリエイターの方でも、自分が長期的かつ真っ当に運営を続けなければいけないサイトに対してスパム連発はしないのではないでしょうか。
「地道に頑張るだけで生き残れる」なんてとても言えませんが、地道に固めた足場があればいろいろとできることは増えるはずです。なお、土台を整える間に消えたり潰されたりしないためのしたたかさは必要です。
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