WordPress3.5でAdditional image sizesが効かなくなった時の対応策

久々の更新です。今回は、WordPressのアップデートに伴って遭遇した問題に対する、メモとしてです。調べはしましたが確証が得られる程深く調べられておらず、正解かどうかはわかりませんのでメモ程度とさせていただきます。

お題は、「WordPress3.5.1にしたらAdditional image sizesが動作しなかった」件についてです。

Additional image sizesとは

Additional image sizesを簡単にご説明すると、画像の挿入時に任意のサイズの画像を選び、挿入できる便利なプラグインです。

挙動としては画像のアップロード時に設定サイズ毎の画像を作成し、フォルダーに保存。それを画像挿入時にりようできるする、といったところでしょうか。設定したサイズの分だけ画像が生成されるため、不要なサイズを削除した方がサーバー容量の無駄を防げます。

画像ごとに設定したclassが付きますので、それに対応させてcssによる装飾が可能であり、デザイン作業では心強い味方でした。

Additional image sizesが動かない

WordPress3.4では動いていたのですが、先日3.5.1にアップデートしたところ問題が発生しました。

具体的には、挿入時に選べる画像のサイズに表示されないのです。

サーバーにはリサイズされた画像が生成されていましたので、ダッシュボード上の表示の問題のようです。設定自体は変わっていないので、以前のソースを参考にすれば表示されるようですが、毎回そんな面倒な事はしたくありません。作業が遅くなりますから。

念のためプラグインのページを確認しましたら、Additional image sizesが2011年で更新が止まっていることが分かりました。今後対応していただけるかもしれませんが、現状では新しいバージョンには対応していないのだと判断できます。

そこで、代替案を探しました。

simple image sizesの使用

Simple Image Sizes
Simple Image Sizes

検索した所、日本語では情報が見つからず(ありましたら教えていただきたいです)、Wordpressのフォーラムで検索し、英語の所から情報を入手。詳細は下記のリンクよりご覧下さい。

WP 3.5 new Media Library does not show the extra image sizes

ここに答えがありました。

要約しますと、「simple image sizesというプラグインを使い、post insertionを押せばOK」ということのようです。実際に試してみましたら、うまくいきました。感謝です。

3.5を避けて3.5.1になるのを待っていたため気付きませんでしたが、どうやら3.5の時点で問題があったようですね…。

simple image sizesの設定

既に全て入力済み
既に全て入力済み
ボタンを押して反映させるだけでOK
ボタンを押して反映させるだけでOK

操作はフォーラムにあったままです。

まずはsimple image sizesをインストールします。有効化して設定しますが、専用の管理画面はありません。「設定」の「メディア」の所に管理用の設定が表示されます。

「メディア」にはAdditional image sizesで設定したサイズ設定が全て表示されていますので、あらためて設定し直す必要はありません。

右の写真は当ブログにsimple image sizesを入れて、既に必要なボタンを押して反映させたあとです。実際に押すボタンの名前は「Show in post insertion?」です。これが表示するためのボタンとなります。

なお、simple image sizesはAdditional image sizesのためにあるわけではないので、もちろん単独でも利用できます。最近アップデートされているところを見ると、こちらに乗り換えて方が良いかなと思ったりもします。

次の項目では、simple image sizesを単独で使う場合の方法をご説明します。

simple image sizesの操作法

simple image sizesの使い方を簡単にご説明します。ただ、試していない部分もあるためやや不完全です…。

設定できる部分はそれほど多くはありませんので、迷うことはないでしょう。

simple image sizesで画像をリサイズ

simple image sizesの操作はカンタン
simple image sizesの操作はカンタン

基本的には右の画像の通りです。[クリックで拡大できます]

手順を文字で書きますと、以下の通りです。

  1. 「Add a new size of thumbnail」をクリック
  2. class名を入力し「Vallidate image size name」をクリック
  3. 画像挿入時に選択できるように「Show in post insertion?」をクリック
  4. サイズや名称を入力し「Validate」をクリック

以上です。カンタンですね。

なお、画像の長辺を合わせる場合はそのままで良いのですが、任意のサイズに切り抜く場合には「Crop?」をクリックします。

全ての画像を一括修正

アップロード済みの画像も一括変換
アップロード済みの画像も一括変換

Additional image sizesは過去にアップロードした画像をリサイズできないようですが、simple image sizesは一括でリサイズ設定が可能です。

「メディア」画面の下に「Regenerate Thumbnails」というボタンがありますので、これを押すだけでOKです。

この作業の注意点は以下の2つ。

  • 枚数が多いと反映に時間がかかる
  • 選択して反映対象を選べない

便利な反面、おおざっぱに全部を変えることしかできません。ただ、新規にサイズを設定後にこのボタンを押すことで、以前の設定分がコピーのように増えていく問題はなさそうです。その点は安心してよいかもしれません。

結び

今回の内容と同じ記事を見つける事ができませんでしたが、単に探しきれていないだけかもしれません。Additional image sizesを使用している方は多いはずですし、どなたも書いていないとは思えませんから…。既出であったらもうしわけありません。また、そもそも間違いでしたらご指摘をいただければと思います。

最近はなるべくプラグインを減らすように作ろうとしていまして、Additional image sizesをいれていませんでした。今回の件でも改めて思い知りましたが、プラグインに頼り過ぎると問題ですね…。

矛盾してしまうのですが…。機能追加を自作できないからプラグインを導入します。ですが自作できるほどでなければ、プラグインがWordPressのバージョンアップに対応できない場合に解決する術がありません。

スキル不足を実感すると同時に、やはりバージョンアップによるリスクを視野に入れた構築を心がけないといけないとも思います。

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