言葉的にややこしいですが、非公開設定ではなく、ストア内検索やGoogleの検索から除外したい、ということです。
前提と実現したいこと
- あるページにメタフィールドを設定し、その値をいろいろなところで使っている
- 非公開にするとメタフィールドの値が取得できなくなる
- このページはユーザーに見せたくないので隠したい
上記が前提で、以下が実現したいことです。
- ストア内の検索結果に出て欲しくない
- Googleの検索に出て欲しくない
Googleだけではなく全ての検索エンジンに出て欲しくないのですが、手法的にGoogle対応という感じです。
実現方法
- Manage SEO data with the Admin API
メタフィールドを使ってストア検索から除外する※記述が古い? - Using Custom Fields to Manage SEO Settings – Custom Fields Knowledge Base
アプリのCustom Fieldsのヘルプ※記述が新しい? - Hiding a page from search engines · Shopify Help Center
liquidファイルにnoindexを設定する
結構力技と言いますか、ボタンで切り替えられるような作りにはなっていません。
オンラインストア2.0でアプリを使わずにShopify管理画面からタフィールドを設定できるようになりましたので、アプリの使用は任意となります。
なお、メタフィールドを設定するだけでテンプレートに以下のrobotsも自動で出力されます。
<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
Shopify管理画面から設定する場合
- 「設定>メタフィールド」と進み、設定したいページ種別を選ぶ
- 「定義を追加する」を選択
- 「名前」は適当で良いが、ネームスペースとキーはseo.hiddenと入力
- 「コンテンツタイプを選択する」を選び、「数値」を選択し「整数」が選ばれていることを確認(初期値が「整数」なのはず)
- 右上の「保存」ボタンを押す
- 非表示にしたいページに移動し、下部のメタフィールドの入力欄を探す
- 「名前」で設定した項目を見つけたら、入力欄に1を入力して保存
解除する場合は、メタフィールドの値を「クリア」で消すと表示されます。
試したところ1以外の数値(0や2など)を入力した場合でも再表示かのうでした。
アプリで設定する場合
アプリによって設定方法は異なりますが、基本的には対象ページに以下のような値を設定します。一見ややこしいかもしれませんが、メタフィールドの項目を全部埋めるだけなので迷うことはないはずです。
- “namespace” : “seo”
- “key” : “hidden”
- “value” : 1
- “value_type” : “number_integer”
下記は公式の記述ですが、上記のアプリのCustom Fieldsのヘルプと食い違いがあるようです。
- Namespace: seo
- Key: hidden
- Type: Integer
- Value: 1 for hidden, 0 (or empty) for indexable.
アプリごとにヘルプに記載がある可能性が高いので確認されることをお勧めします。
メタフィールドを削除した場合
メタフィールドの削除は永続的なものであり、削除したメタフィールドを元に戻すことはできません。
上記にあるように、OS2.0以降の新メタフィールドにおいては削除後の再登録ができません(既に登録済みとのエラーがでて登録できない)。
そのためseo.hiddenを削除すると再登録できなくなりますので注意が必要です。
削除後に再度seo.hiddenを設定したい場合は、Metafields Guruなどのアプリを使って旧メタフィールドとして登録すれば、noindexや検索除外の効果を取り戻せる模様です。
ただしこの場合は「設定>メタフィールド」からは確認や編集ができなくなりますので、以下のいずれかの方法を用いる必要があります。
- Metafields Guruなどのアプリを使う
- 商品管理から該当商品に移動し、ページ下部の「メタフィールド」の「すべて表示>定義のないメタフィールド」で編集画面に移動する
結び
非公開ではメタフィールドの値が取れないため、やはりメタフィールドによるストア検索よけとnoindexの適用が必要になりました。
補足
趣旨から外れるので冒頭では詳しく記載しませんでしたが、今回の目的の前提は以下のようなものでした。
- ストア全体で使用可能な値をメタフィールドに入れて運用したい
- メタフィールドを利用するためだけの専用ページを作って利用する
- 専用ページにコンテンツはないのでユーザーや検索エンジンのクローラーにアクセスされたくない
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