【レビュー】Magic Mouse(マジックマウス)

美しきマジックマウス
美しきマジックマウス

マジックマウスは発売当時は別売りでしたが、現在はiMacを買えば標準で付属しています。
そのため、以前に比べれば使用者は確実に増えているでしょう。その使い心地に惚れている方も多いはず。

しかし、マジックマウスが付属するということは普通のマウスが付属しないという事でもあります。キーボードも無線が付属しますし、ある意味では不安感のある状態ではないでしょうか?

iMac以外、例えばWindowsの場合は大抵有線でしょうから、電池切れも無線の接続も気にしないですみます。ですが、入力デバイスであるキーボードもマウスも無線では電池切れや無線接続の不具合が気になるはず。

この記事では、発売当初から使い続けている人間が、使用感だけではなくその辺りも書いてみようと思います。

マジックマウスとは

マジックマウスとは、トラックパッドのように表面をなぞるだけでスクロールができる便利なマウスです。
Mac OS X 10.5 Leopard以前では使えませんが、慣性スクロールによりスムーズに長い距離をスクロールさせる事ができます。

電池は単三電池2つで動作し、重さは割とあります。が、この重さがないと簡単に動いてしまうので誤動作の原因となります。やむを得ない重さでしょう。なお置くだけで充電できる機器『Mobee Technology Appleマジックマウス用チャージャー The Magic Charger Wireless Charger for Magic Mouse 2013 MO2212A』も発売されていますが、どうも長持ちしないらしくあまりお勧めできません。

素材の耐久性

デザインの美しさはいまさらいうまでもありませんが、実は結構な耐久性があります。

表面は光沢感のある手触りで、肌のスベリも上々。肌に吸い付いたり指の油が吸い取られる感覚はありません。冷たい硬さに信頼感を感じます。
もちろん汚れは付きますが、拭けば簡単に汚れをとることができます。

使い続けてますが、その間例えば表面が削れたり肌触りがかわったりはしません。市販されているプラスチックのマウスの場合、表面の印刷がはげて来たりざらざら感が無くなったりしないでしょうか?マジックマウスにはそれがないのです。

反面、横をつまんで持ち上げる為、側面の銀の部分は塗装が剥げ易くなります。上から見ている限りは気付きませんが、横から見ると結構目立ちます。

無線接続

肝心の無線接続ですが、WEB上では結構な数の方が不満や不安をお持ちです。個体差による違いも大きいようで、私は最近でこそたまに切れますがそれでもほとんど切れないと言ってもいい状態です。

無線がつながらない理由はいくつかありますが、一番単純かつ多そうなのは電極の接触不良です。混線等で接続が切れるのではなく、電源が切れているから接続が切れるというわけです。

電池を替えれば改善することもありますが、マジックマウス側の接触部品に問題があるとお手上げです。なお、あくまで目安的な考えですが、マウスを物理的に動かしたタイミングで接続がきれるなら接触不良を疑っても良いかもしれません。

なお、接続に関しての記事も書いていますのでこちらをどうぞ。

使用感

正直に言えば、私のようにPCで細かい作業をする場合には使いに難い点が多いです。ネットブラウジングだけでしたら非常に使い心地が良いと思います。

PCで細かい作業をしずらいのは、ちょっと指が触れただけでスクロールしてしまうからです。例えばAdobe Illustratorを使っていて、文字入力後エンターを押す際に小指が軽く触れたとします。それだけで、アートボード外の空白に画面が移動してしまいます。しかもたてでなく横や斜めにもスクロールできるので、元の場所へ戻り難い状態です。

設定で改善はできますが、それにあわせるとネットブラウジングがやり難くなってしまうジレンマ。

ただ、住めば都と同じようになれれば大きな問題を感じません。この辺りはやはり『愛』でしょうか。

捕捉

個人的な意見ですが、マジックマウス以外にもう一つ有線のマウスを持っておいた方が良いです。

バッテリー切れは不注意から起こる物で、予期はできません。いつ切れても良いように代替手段を用意しておと安心感がまします。
ちなみに、私は無線機器があまり好きではないのでキーボードは有線を買って使っています。マジックマウスを好きで使っていてなんですが。

結び

現状ではiMacを買えば確実にMagic Mouseしかないので選択肢はありません。が、もちろんサードパーティーのマウスを買えば使える訳で。

人に薦められる製品ではありますが、癖もありますから使用を控える選択はもちろんありです。諸手を上げて賞賛できる製品ではありませんので、その辺りは自己判断という事で。

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