以前から気になっていた「閉じた目次は利用されているのか?」ということに関して計測しました。単なる1サイトの1例のためその点は了解ください。
概要
- ブログに開閉式の目次を設置
- 一週間ごとに初期状態の開と閉を切り替えて、目次内のリンクのクリック数を計測
一応モバイルサイズも計測対象でしたが、調査に用いたブログはモバイルのアクセスがかなり少ないためおまけ程度です。
計測結果
初期状態 | デスクトップサイズでのクリック数 | モバイルサイズでのクリック数 |
---|---|---|
閉 | 8 | 2 |
開 | 47 | 5 |
- 目次を閉じた状態ではクリック数が減り、開いた状態では増える
この結果は仮説通りで計測するまでもないことかもしれませんが、「閉じていたことで、開いていれば利用していたユーザーを逃した」という状況が多少鮮明になるのではと思います。
簡単な考察
計測したもののこういった話は結局以下の要因に帰結すると考えています。
- サイトの種類
- ユーザーの習慣
スマホによるアプリ利用が一般的な現状では、恐らく「ユーザーの習慣」よりも「サイトの種類」がかなり重要ではと思いますが、いずれにしてもどのサイトでどう利用されるのかは計測してみないとわかりません。
ただ、クリックなどのアクションを起こすユーザーは全体からすれば少数である可能性は非常に高いと思われ、以下の判断も重要に思います。
- 少数の利便性のために、多数に余計な要素を見せるのか
- 多数の利便性のために、少数に必要な要素を見せないのか
結び
今回の記事では触れませんが「クリックされずとも見えていること自体に意味がある」という面があると思いますし、その点からも開いて置いた方がよいと思います。
なお目次の長さは確かに気になるものですが、「長すぎる目次」は「多すぎる見出し」と「多すぎるコンテンツ」を視覚化した状態とも考えられ、適度なコンテンツ量を測る目安としてよいかもしれません。もちろん目次に用いる要素の選び方次第ですが。
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上記は以前に行った目次に関する計測結果ですが、今回の対象サイトとは違いモバイル閲覧がほとんどである点と、常に開いた状態での結果となります。
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