Gutenbergでは2種類のCSSが用意されていて、内1つは自動でhead内に出力されます。
インラインでCSSを出力させている場合には外部スタイルシートの形だとよろしくないことがあるので、一旦無効化する手段が必要になり調べたことを記載します。
実現したいこと
- /wp-includes/css/dist/block-library/style.cssのようなパスを持って出力されているCSSをremoveする
- /wp-includes/css/dist/block-library/theme.min.cssのようなパスを持って出力されているCSSをremoveする
対応策
上記に以下の記述がありました。
// Disable Gutenberg editor.
add_filter('use_block_editor_for_post_type', '__return_false', 10);
// Don't load Gutenberg-related stylesheets.
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'remove_block_css', 100 );
function remove_block_css() {
wp_dequeue_style( 'wp-block-library' ); // WordPress core
wp_dequeue_style( 'wp-block-library-theme' ); // WordPress core
wp_dequeue_style( 'wc-block-style' ); // WooCommerce
wp_dequeue_style( 'storefront-gutenberg-blocks' ); // Storefront theme
}
上記はWooCommerceなども入っていますが、その中にある2つを使った以下の記述で取除けます。
//関数名などは任意で
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'remove_block_css', 100 );
function remove_block_css() {
wp_dequeue_style( 'wp-block-library' ); // WordPress core
wp_dequeue_style( 'wp-block-library-theme' ); // WordPress core
}
結び
AMPフォーマットのようにlinkタグによるCSSの読み込みが禁止されていると、自動で出力されたこれらのCSSは問題発生の原因になりえます。
確認できていませんがおそらく公式ディレクトリにあるAMP用のプラグインなどであれば対応済み(あるいは対応予定)だとは思いますが、自作している場合は注意が必要になるかもしれません。
なお、自サイトで使っている仕組みに関する記事も書きました。
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